KAWASAKI 900RS(Z1) 名車カタログ

このZ1は改造車です。

KAWASAKI 900RS

1972年当時HONDACB750に対抗するためにKAWASAKIは903CCのZ1をアメリカで発表しました。 HONDACB750発表から遅れること3年半開発コードネームは【Tボーンステーキ】日本での正式名称は900RSですが、Z1のほうが通りがよくこちらが使われることが多かったようです。
  

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KAWASAKIにとってHONDA CB750の成功は重量車を作るKAWASAAKIにとっては出ばなをくじかれた格好になりました。それまでW1(二気筒650CCのトライアンフ型)と750SS(二ストローク3気筒)とマッハ3の名称で人気のあっ500SSなどの大型バイクがありましたが、4ストローク人気とW1の陳腐化により、4気筒の大型バイクを模索中だったカワサキの満を辞しての発表でした。その後はCBとZはライバルとして大型バイクのけん引役となりました。


KAWASAKI 900RS

 そのスタイルは砲弾型のメーターとダッグテールにありました。そしてヌメっと出た4本マフラー、テァドロップ型のガソリンタンク。デザイン的にはCB750よりも進んでいたようですが、CB750Fが出るころにはモデルチェンジしてしまいます。

生産終了当時は中古市場もあまり人気がありませんでしたが、漫画が出るなど徐々に人気が沸騰。

1987年ごろから中古車市場でも値段がつりあがっていきました。

発売当時からついているキックスタートはセルモーターの普及によって装着しないバイクが増える中このバイクの愛好者にとっては逆にステータスになりえたようです。

硬派のイメージがあるせいか、怖いお兄さんたちの必須アイテムとなり、Z1イコール暴走族のイメージもありましたが、

そのスタイルと高性能のため、愛好家にとっては憧れの名車となりつつあります。


メーター


性能諸元表より

 

 性能諸元表によると当時のスペックがわかります

発売初年:     1972年

全長×全幅×全高: 2200 × 865 × 1170 mm

メインフレーム:   鋼管ダブルクレードル

サスペンション形式:  フロント:テレスコピック

  リア:スイングアーム

ブレーキ  前輪:ディスクブレーキ(シングル)

 後輪:ドラムブレーキ

乾燥重量:   不明

エンジン形式: Z1E型

空冷DOHC2バルブ並列4気筒

総排気量:     900 cc

ボア×ストローク: 66 × 66 mm

圧縮比:      9.0

最高出力:     82 hp /8500 rpm

最大トルク:     7.5 kg-m /7000 rpm


             

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