シトロエン DS フランスの革命児

 シトロエンDS

ご存知のようにシトロエンとはフランスの自動車メーカーです。

そのマークは山歯車でシトロエンが発明したといわれています。

シトロエンについてあまり詳しくない私でもこのDSは見たことがあります。

船のような巨体をハイドロニューマチックシステムという油圧駆動による一種のエアサスペンションが支えています。

この貴重な車に試乗できたので試乗記を交えてお伝えしたい

        

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この車に乗ったのは 「GTカフェ」 4月の29日にGTカフェ主催「珍車 希少車 大集合!体験試乗会」が開催されました。同時に【昭和にワープ】というイベントも開催されていたので私は昭和のカタログを持って沼津まで駆けつけました。

初めて乗ったDSのリアシートは広くゆったりしていました。その乗り心地はふんわり。

シートはふかふかのソファのようだ。

独特のデザインと画期的なメカニズムで異彩を放つこの車は1955年パリサロン(モーターショー)で発表された時は「異次元の自動車」とのうわさが立ち、公開日一日で12000件あまりのバックオーダーを抱えた。

その後DSを簡素化した「ID」を開発し、1970年には高性能クーペ「SM」などが発表されましたが、シトロエンの上級主力モデルはDSでした。

1974年には「CX」が後継モデルとして発売開始され、両車は並列製造販売されましたが、1975年DSは主力生産を終了し、1976年には特装車も生産を終了し、惜しまれながら、DSの歴史に幕を下ろしました。


シトロエン DSの スタイル

シトロエン DSのスタイリングは今見ても洗練された流麗なスタイルではないか。

独特なデザインはフランスらしく流れるようなボディラインと今では標準的な異形のヘッドライト、ライトからリアに流れるルーフの後端にウインカーが仕込んであります。

リアタイヤはリアフェンダーに隠れています。パンクした時にどうするか心配ですが、オーナーに聞くのを忘れました。

運転するときもお作法があって、ハイドロニューマチックで車体が浮き上がるまでは走らせないほうがいい。

車を止めてエンジンを切るとエア(オイル?)が抜けて車体が下がってしまうのだ。

なので、下手なところに停めてしまうと地面とご対面してしまいます。リアのナンバープレートが斜めになっているのはナンバーを隠すためではなく、ヨーロッパナンバーの枠に日本のナンバープレートが収まりきらないのだ。

すべてフランス仕込みのデザインと感心してしまいました。

ところでこのシトロエンの伝統を受け継いだレトロなデザインの「DS21 Pallas(パラス)」が2015年のジュネーブ国際モーターショーで披露されました。

デザイン的には大きな変更はありませんが、インテリアには「クリオロ」と呼ばれる専用色のセミアン・レザーを使っています。

外装色はインクブルーという深い青色のシックなもの、こちらも気になりますね。


シトロエン DS 性能

シトロエン DS の性能について探してみましたが、DS4(新車)や安全性能・ハイドロニューマチック・その他については書いてありましたが、性能については見当たりません。

m(_ _)m

全長 4.81m

全幅 1.8m

全高 1.47m

エンジン初期型 1900?

     最終型 2300CC

車重  1200?ー1300?       


少量

あとがき

 

 このDSは一般的な量産車として企画開発され、フランスでは

タクシーや救急車として使用され、日本ではクラウンなどの量産型高級車という位置つけ。

少量生産のセンチュリーや2000GTとは趣を異にしていますが、

かなり贅沢なメカニズムを塔載しています。

ハイドロニューマチックの乗り心地は異次元というかやわらかいです。

リヤシートに座った瞬間、その柔らかさに驚きました。

今ではレトロといわれるデザインも新しく復活しその斬新さは変わりません。名車ではないでしょうか。


            

 

      

              

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